肝臓の話

2. 胆汁(たんじゅう)とビリルビンと黄疸(おうだん)の関係

胆汁(たんじゅう)とビリルビン

胆汁は、脂肪を消化するために必要な緑色の液体で、肝臓で作られ、空腹時に胆のうに貯められて濃縮され、十二指腸に食べ物が到達すると排出されます。

胆汁に含まれる成分は

・胆汁酸塩
・胆汁色素(緑色)
・コレステロール
・ビリルビン(黄色)

です。

※ビリルビンって?

ビリルビンは、古くなった赤血球が脾臓(ひぞう)で壊されるときにできる黄色い色素で、肝細胞で水に溶けやすく加工され胆汁と一緒に、十二指腸を巡って便や尿から排泄されます。

脂肪の摂りすぎなどで、コレステロールが固まり、石のようになったものを胆石と言います。

黄疸の原因

黄疸の症状としては、血液中のビリルビンが増加して、皮膚や目が黄色くなることが有名です。
尿の色が濃い黄色に変化したり、便の色が灰色っぽくなることもあります。
全身倦怠感や食欲不振も起こり、ビリルビンが皮膚にたまると痒みを伴います。

ビリルビンは赤血球が壊される(溶血)時に出来るので、破壊が亢進する溶血性貧血や大量出血でビリルビンが過剰に産生されると黄疸症状がでます。

生産ではなく、排泄がうまくできないときにも黄疸が起きます。
肝臓が急激に炎症を起こしたり(急性肝炎)、胆石や腫瘍で胆道が詰まってビリルビンの排泄がうまくいかなかったりしたときです。
急性肝炎は

・ウィルス(感染してから数週間から数か月後に症状が現れます。)
・薬剤
・自己免疫

など様々な原因で起こります。
安静にしてバランスのとれた食事を摂ること!
治療法は
症状が重い場合は、抗ウィルス薬や、栄養補給の点滴などを用います。

慢性肝炎はゆっくり進行していくので、通常は黄疸を起こしません。慢性肝炎から肝硬変にすすみ、黄疸が出た場合は肝細胞の機能がかなり低下している状態です。