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知っ得!情報
2021/05/02

花がきれいな季節~ペットの誤食には気をつけて

知っトク情報 花が綺麗な季節

だんだんと暖かくなってきましたね。
きれいな色とりどりの草花が、道端にもお花屋さんにもたくさんあって、うっとりしてしまいますよね。
ただ、このきれいな草花ですが、犬や猫などペットにとっては危険な可能性もあります。
お花を自宅に飾る前に、是非知っておいてほしいことがあります。

犬や猫にとって花や観葉植物は危険!

犬や猫にとって花や観葉植物はとても危険です。
なぜかというと、彼らはそれを「愛でる」のではなく、「食べる」可能性があるからです。

犬や猫にとっては、700種類以上の植物が有毒とされており、日本においては200種類程度存在すると言われています。

何が危険で何が危険ではないのか、分かっていないことも多いので、部屋の中には植物を持ち込まないことが賢明です。
また、犬の場合には散歩中の誤食にも気をつけるようにしましょう。
草むらに顔を入れてクンクンしている場合には、植物だけでなくプラスチックやタバコなどを誤食をすることも多いので、リードでけん引し避けるようにしましょう。

危険な植物の代表【ユリ科植物】

ユリ 猫にとって危険な植物といえば「ユリ」が真っ先に思い浮かぶかもしれません。
ユリは非常に危険で、

  • 葉っぱや花を少しかじっただけ
  • 生けた水を飲んだだけ
で中毒症状が出ることもあります。
ユリ科植物には、
  • テッポウユリ
  • オニユリ
  • チューリップ
  • ヒヤシンス
  • カサブランカ
などとたくさんの花があり、どれもNGです。
食べてしまうと腎臓に強い障害が出て、ひどい場合には亡くなってしまうこともあります。
★ユリによる中毒は、犬など他の動物では生じないと言われています。★

種の誤食も多い

モモやスモモ 植物の誤食による問題は、中毒症状だけではありません。
植物(果実)の種による腸閉塞」も非常に多く、問題となっております。
特にモモやスモモ、梅干しの種が胃の出口や腸に詰まってしまい、手術になってしまうことは犬・猫どちらにおいても多いです。
内視鏡により取り出すだけで終わることもありますが、開腹手術で種を取り出したり、中には腹膜炎を起こしてしまい亡くなってしまうこともあります。

基本的には観葉植物は全部ダメ!と覚えておいた方がいい

植物には、自身を守るための物質であるアルカロイド配糖体などの毒性物質が含まれています。
動物に食べられないように、植物も必死です。
2017年のレポートでは、植物による中毒が中毒全体の5.7%を占めていたという報告もあります。
どの植物に何という中毒成分が、どれだけ含まれているのかは不明な場合が多いので、観葉植物は全部危険!と覚えておいた方がいいかもしれません。

動物の中毒に関する相談を年間約10万件以上受け入れているAPCC(Animal Poison Control Center)という機関が、犬や猫にとって有害植物と無害の植物をまとめているので、「この植物はどうかな?」と不安な場合には、ご参照ください。

有毒植物による中毒症状はこれといった治療法がない

動物病院 基本的には、花や植物を食べてしまった場合、動物病院で吐き出せる処置をするようになります。
拮抗薬(その有害成分の働きを阻害する薬)がない場合が多いので、活性炭や吸着剤を投与したり、点滴などの対症療法がメインとなります。
これらを行っても、腎不全や肝不全となり亡くなってしまうこともあります。
誤食からある程度時間が経ってしまっている場合には、処置ができないこともあり、慎重に経過を見ていくこともあります。
ペットの誤食に気づいたら、すみやかに獣医師に確認しましょう。

誤食は防ぐことができる

犬や猫の誤食は防ぐことが可能です。
花や観葉植物だけにとどまらず、部屋の中には犬や猫にとって危険がいっぱいです。
タマネギチョコレートなどの誤食による中毒事故もあとをたちません。 チョコレート すなわち、

  • ペットの手の届かないところに物を置く
  • 食事の支度や食事中にはケージなどに入れておく
  • 危険なものはペットが入れない部屋に置く
などして対応しましょう。
病気は防ぐことができない場合も多いですが、誤食は飼い主様の心がけ次第で防ぐことができます。
今一度注意しましょう。

参考文献、書籍
  • 犬と猫の治療ガイド2020
  • ASPCA