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知っ得!情報
2019/09/17

災害時 どうする!?どうしよう…

知っトク情報災害時
ここ数年、自然災害が日本各地を襲い、たくさんの方が被害に遭われています。

記憶に新しいのは、関東地方を通過した台風15号の影響による、千葉県を中心とした広範囲での停電断水家屋損壊です。
台風後の暑さやストレスが増していく中、ライフラインの復旧は遅れ、体調を崩される方も多く、一部の地域は孤立し、救援が届かないという深刻な事態が起きています。 日々、テレビ・ラジオやインターネット上では避難所情報や電気の提供場所・浴場の開放場所などが公開されていますが、一番情報が必要な地域には電気が来ていないため、これらの情報が届いていないことが現状です。 このように、災害発生時には情報収集が難しく、混乱や不安の中、皆さんが取るべき行動判断はとても重要になってきます。 愛するわんちゃん達といかに安全に災害を乗り切るか、日頃から情報をチェックして備えましょう。

災害時にストレスを受けるのは犬や猫も同じ。

災害時にストレスを受けるのは犬や猫も同じです。

わんちゃん達は特に暑さには弱く、汗腺がないので体温調整が人間よりも難しいのです。

※わんちゃん達の熱中症については
 知っ得!コラム>8月15日掲載>【夏散歩 お出掛け前の「わんタッチ!」】をご覧下さい。

災害時におけるペットの救護対策ガイドライン

環境省では動物の愛護と適切な管理 人と動物の共生を目指して『災害時におけるペットの救護対策ガイドライン』を公開しています。

🌳 災害時におけるペットの救護対策ガイドライン 🌳 一般飼い主編(抜粋版PDF) ※さらに分割版もあります

飼い主が行うべき対策の例 [平常時]

平常時及び災害時におけるそれぞれの役割として

住まいの防災対策
  • まず飼い主が無事でいることが重要であること
  • 家具の固定等地震対策の必要性
  • ペットが普段いる場所を配慮し、安全へつなげること
  • 屋外飼育での危険回避のため、倒壊の恐れのあるガラスやブロック塀などの確認や首輪や鎖が劣化して切れたり外れたりしないかの確認

ペットのしつけと健康管理
災害時、いざ、わんちゃん達を連れて避難する際にパニックになり、いつもと違う行動を取る可能性がある為、安全に避難するための訓練として
  • 「待て」「おいで」「お座り」「伏せ」などの基本的なしつけを行う。
  • ケージ等の中に入ることを嫌がらないように、日頃から慣らしておく。
  • 不必要に吠えないしつけを行う。
  • 人やほかの動物を怖がったり攻撃的にならない。
  • 決められた場所で排泄ができる。
  • 狂犬病予防接種などの各種ワクチン接種を行う。
  • 犬フィラリア症など寄生虫の予防、駆除を行う。
  • 不妊・去勢手術を行う。
  


ペットが迷子にならないための対策(マイクロチップ等による所有者明示)
災害発生時には、やむを得ずわんちゃん達を残して避難したり、はぐれてしまう場合もあるため、保護された際に家族の元に戻れるようにできるだけ情報を明示をしておく必要があります。

首輪と迷子札
鑑札や狂犬病予防注射済票
飼い犬は狂犬病予防法により鑑札の装着や年一回の予防注射、及び注射済票の装着が義務づけられている
マイクロチップ…マイクロチップとは?
15 桁の数字(個体識別番号)が記録され、リーダー(読取器)をあてると、その数字が表示される。
個体識別番号に関連づけられた家族の情報を確認することで、特定できる。
直径2mm、長さ12mm 程度の円筒型で、動物の首の皮膚の下に専用注射器で挿入するもの。
一度装着すれば、首輪や迷子札のように外れて落ちたりする心配が少なく、より確実な身元証明になる。
※マイクロチップを装着した後は、必ずAIPO にマイクロチップ番号や連絡先などの登録手続を行い、転居等で登録情報が変更した場合は、変更手続きを行う必要がある。

ペット用の避難用品や備蓄品の確保
避難所までの安全な避難の為やライフラインの被害や緊急避難などに備え、また、避難先でのわんちゃん達の必要な用品は準備しておきましょう。
  • リードやキャリーバック等の避難用品
  • 物資の備蓄(一緒に持ち出せるようにしておく)

※救援物資の到着が遅れることを想定し、少なくとも5日分(できれば 7日分以上が望ましい。)は用意しておくといいでしょう。

療法食等の特別食を必要としているわんちゃんの場合は、さらに長期間分の用意が必要となります。

備蓄品には優先順位を付け、 優先度の高いものは避難時にすぐに持ち出せるようにしましょう。

※ガイドラインに優先順位の例の記載もあります。
避難所や避難ルートの確認等の準備
住んでいる地域の災害時の避難所の所在地や避難ルートの確認 また、避難所にペットを連れて行く際の注意事項も、あらかじめ管轄の自治体に確認しましょう。
例:東京都江戸川区のペットの災害対策ページ

地域で会合や避難訓練の際に、わんちゃん達との防災対策を話し合ったり、良好な関係を築けるよう、飼育マナーに気を配り、万が一の時にお互いに助け合える関係性を築けることが望ましいとしています。
避難所への避難以外にも、親戚や友人など、わんちゃん達の一時預け先も探しておきましょう。

避難訓練でのチェックポイント
  • 避難所までの所要時間
  • ガラスの破損や看板落下などの危険な場所
  • 通行できないときの迂回路
  • 避難所でのペットの反応や行動
  • 避難所での動物が苦手な人への配慮
  • 避難所での飼育環境の確認

飼い主が行うべき対策の例 [災害時]

  
同行避難する際の準備の例
  • リードを付け、首輪が緩んでいないか確認する。
  • 小型犬はリードをつけた上で、キャリーバッグやケージに入れるのもよい。
  • キャリーバッグなどの扉が開いて逸走しないようにガムテープなどで固定するとよい。※外気は確保できるように

災害時はとにかく安全な場所へ避難すること

抜粋をさらにまとめてみました。 やはり災害時はとにかく安全な場所へ避難することが皆さんの役目です。 平常時に災害への備えを行いましょう。 ガイドラインには東日本大震災などの事例も含め、たくさんの資料が掲載されています。 ぜひご一読下さい。
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