必須となる栄養成分をまんべんなく摂取するのは、意外と大変となります。
そんな時に役立つのが、サプリメントなのです。
例えばサプリメントを飲んでいる人ならば、亜鉛のサプリメントがとてもポピュラーな存在だということを知っていると思います。
それは犬の場合も同じです。
この亜鉛を例として、サプリメントを摂取する際の考え方をみてみましょう。
亜鉛とは
亜鉛は主に、皮膚の健康にとって、非常に重要な成分です。
亜鉛は、体内に入ってきた食物が、犬の身体を形作るタンパク質やDNAを合成する作用の中で、必要とされます。
つまり、犬の肉体のあらゆる部位の生成のための、サポートに不可欠な存在なのです。
また、亜鉛は、体内でいろんな抗体を生成する際にも必要とされます。抗体生産の活性化、つまり免疫力アップにつながるのです。
- 必要量としては、100gの食事の中で12mgの亜鉛を摂取することが目安とされています。体重で言えば、1kgにつき0.8mgが目安量です。
- 亜鉛が欠乏すると、フケが増えたり、鼻や肉球が乾燥してカサつき、場合によってはひび割れていることが確認できます。
- また、ちょっとした小さな怪我がいつまでも治らないとか、少しの衝撃ですぐ傷ができてしまうようなときは、亜鉛が欠乏している可能性もあります。
亜鉛は食物に多く含まれていますので、しっかりとした食事をしていればあまり欠乏に至らないのですが、例えば
カルシウムや食物繊維は亜鉛の吸収を阻害する働きを持ちます。
ですので、確実に必要十分な量を与えるには、食事とは別のタイミングで与えると良いかもしれません。
- 亜鉛は牡蠣に非常に豊富に含有されていますので、食事とは違うタイミングでおやつとして牡蠣を含むものを与える人もいるようですね。
最も簡単なのはやはり、
サプリメントでしっかりと摂取量をコントロールしながら与えることです。
亜鉛が欠乏すると、フケが増えたり、鼻や肉球が乾燥してカサつき、場合によってはひび割れていることが確認できます。
これは重大な皮膚病などにつながりかねない兆候ですので、日々、飼い犬の様子を確認しておくようにしましょう。
また、亜鉛は皮膚や粘膜の活動をサポートする働きを持ちますので、もし、ちょっとした
小さな怪我がいつまでも治らないとか、少しの衝撃で
すぐ傷ができてしまうようなときは、亜鉛が欠乏している可能性が高いので、摂取させると良いでしょう。
逆に、
怪我をしてしまった時や炎症を起こしてしまっている時に、治癒を促進する目的で亜鉛のサプリメントを与えるのも、とても効果的です。