動物病院でスムーズに、いい気持で適切な診察を受けたい動物病院に行った際に、「どういったことを獣医さんに伝えればいいのかな?」「余計なことは言わない方がいいかな…」 など、何をどう伝えればいいのか悩んでしまうことは多いですよね。
先生忙しそうだしな…と思って、何も伝えられなかったとなると、うまく診察を受けられない可能性もあります。
この記事では、動物病院の獣医師により、診察を受ける際に飼い主様が知っておくべき3つのことを解説しています。 スムーズかつ、いい気持ちで適切な診察を受けたいなと思う飼い主様は、是非読んでみてくださいね。
動物病院で診察を受ける際には、
獣医師にとって、診察室での動物の動きや状態の把握はとても大事です。また、それと同じくらい飼い主様からの稟告も大切です。
稟告とは、「申し出、訴え」のことです。医療関係者が、患者様に関する状況を聞き取ることを「稟告をとる」と言ったりもします。
動物はしゃべることができないので、症状を訴えることができないですし、家での状態は動物病院では見ることができません。そのため、「いつもはどんな症状なのか?」「どういった検査が必要か?」などは、飼い主様からの稟告が非常に大切になってきます。
具体的には、
昨今では、人間の医療についてインフォームドコンセントの重要性は高まってきております。
インフォームドコンセントとは、医師がしっかり病状や治療について説明し、患者様やご家族様がしっかり理解をした上でその方針に同意し、治療などを決定していくことです。
これは動物病院でも同じです。 インフォームドコンセントの失敗としてよくあるのが、
「人間では○○ですが大丈夫ですか?」「人間ではこんな治療もありますよ」といったような「人間では○○」ということをおっしゃる方は意外と多いです。
特に医療従事者の方にそういったお言葉が多いです。 でも扱っているのは動物なんです。人間のようにすべての医療器具があるわけではありません。
できない治療だってあります。犬や猫の場合は、簡単に透析はできません。輸血もストックしてあるものはないです。それでも最近では、できる治療の選択肢は非常に増えています。
あくまでも動物医療だということを理解して、獣医師の指示のもと治療をしていくことが重要です。
「獣医さんは忙しそうで、なかなか聞く時間がない…」「こんなこと聞いてしまうと変に思わないかな…」などといったことにより、獣医さんとうまく話ができていない状況もよくあります。
確かに、獣医師は診察や手術といろいろな仕事があるので、忙しい場合が多いです。でも、聞きたいことがある場合には、 「○○について伺いたいですが、時間をとっていただけますか?」「3つ聞きたいことがあるので、今聞いてもいいですか?」などと、あらかじめ質問の個数や時間を決めておくとスムーズにいくことが多いです。
時間がない場合には、「のちほど電話連絡いたします」などのご提案があるかもしれませんね。
獣医さんが忙しそうだし、怖いしうまく聞けない…という方は、動物看護士さんに聞くのも一つの手です。 動物看護士さんは、獣医師よりも動物の近くで過ごしています。そのため、
動物病院で診察を受ける際には