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知っ得!情報
2017/12/05

愛犬と愛猫の肝臓の話

知っトク情報 愛犬と愛猫の肝臓の話

2. 胆汁(たんじゅう)とビリルビンと黄疸(おうだん)の関係

胆汁(たんじゅう)とビリルビン

胆汁は、脂肪を消化するために必要な緑色の液体で、肝臓で作られ、空腹時に胆のうに貯められて濃縮され、十二指腸に食べ物が到達すると十二指腸に送り出されます。 胆汁に含まれる成分は
  •  胆汁酸塩
  •  胆汁色素(緑色)
  •  コレステロール
  •  ビリルビン(黄色)
です。 [wc_box color=”inverse” text_align=”left” margin_top=”” margin_bottom=”” class=””] ※ビリルビンって? ビリルビンは、古くなった赤血球が脾臓(ひぞう)で壊されるときにできる黄色い色素を持った成分で、肝細胞で水に溶けやすく加工され胆汁と一緒に、十二指腸を巡って便や尿から排泄されます。 [/wc_box] 脂肪の摂りすぎなどで、コレステロールが固まり、石のようになったものを胆石と言います。

愛犬の黄疸の症状と原因

黄疸の症状としては、血液中のビリルビンが増加して、皮膚や目が黄色くなることが有名です。 尿の色が濃い黄色に変化したり、便の色が灰色っぽくなることもあります。 全身倦怠感や食欲不振も起こり、ビリルビンが皮膚にたまると痒みを伴います。 ビリルビンは赤血球が壊される(溶血)時に出来るので、破壊が亢進する溶血性貧血や大量出血でビリルビンが過剰に産生されると黄疸症状がでます。
生産ではなく、排泄がうまくできないときにも黄疸が起きます。
肝臓が急激に炎症を起こしたり(急性肝炎)、胆石や腫瘍で胆道が詰まってビリルビンの排泄がうまくいかなかったりしたときです。 急性肝炎は
  •  ウィルス(感染してから数週間から数か月後に症状が現れます。)
  •  薬剤
  •  自己免疫
など様々な原因で起こります。

愛犬の黄疸の治療法

黄疸の症状がみられたら、まずは安静にしてバランスのとれた食事を摂ることを心がけてください。 そしてなるべく早く獣医師に相談してください。症状が重い場合は、抗ウィルス薬や、栄養補給の点滴などを用います。 慢性肝炎はゆっくり進行していくので、通常は黄疸を起こしません。慢性肝炎から肝硬変にすすみ、黄疸が出た場合は肝細胞の機能がかなり低下している状態です。   獣医師に相談   [wc_row] [wc_column size=”one-half” position=”first”] [wc_button type=”info” url=”https://takaramono.shop/about_liver/liver/1/” title=”肝臓のSOS” target=”” url_rel=”” icon_left=”” icon_right=”” position=”” class=”width100″]1. 肝臓のSOS [/wc_button] [/wc_column] [wc_column size=”one-half” position=”last”] [wc_button type=”success” url=”https://takaramono.shop/about_liver/liver/3/” title=”ウルソは効くの?” target=”” url_rel=”” icon_left=”” icon_right=”” position=”” class=”width100″]3. 肝機能を改善する薬「ウルソ」 [/wc_button] [/wc_column] [/wc_row]
参考記事
・ 肝臓の話
1.肝臓のSOS
2.胆汁(たんじゅう)とビリルビンと黄疸(おうだん)の関係
3.肝機能を改善する薬「ウルソ」
・ 肝臓の数値が上がってしまって不安・・・どうすれば
・ シニア犬・高齢犬に必要なサプリメントとは?
・ サミー(SAMe)のちょっと難しい話(歴史や種類について)
・ サミーフィッシュは腎臓や尿の病気の時に大丈夫?